通販の新しい取り組み

コロナ禍において、通販の売れ行きが、とても良いことは多くの人の知るところだと思います。
佐川急便さん、ヤマト運輸さんなどの流通業者さんも大忙しで、悲鳴をあげています。
物流コスト、宅配料金は、きっと値上げがされることでしょう。

テレビショッピングもそうですが、使い方やその用法を巧みな話術で魅せられると、必要でなかったものまで、欲しいものに、カテゴリーが変更されます。
また、通販においては、カタログのカラー写真をみて、手軽に注文できます。
どうしてこんなに上手なキャッチコピーをつくれるのか、説明文もわかりやすく、カラー写真もみやすいのかと感心します。私は買い物が好きではなく、購入欲求も低いため、必要なものはインターネット販売で購入します。

『通販生活』や『ディノス』は、カタログが送られることもあり、ざっと目を通します。
世の中でどういうものが流行っているのか、何がすごくヒットしている売れ筋商品なのかを知ることができる読み物としても興味深いです。

ディノスのカタログで驚いたのが、フレクト(flect)というサービスです。
新品家具が月々500円から借りられるということです。

レンタルという発想は、ダスキン(ダスト+ゾウキン)の雑巾サービスからスタートして、レンタカーも、皆が知るところです。車に関しては、毎月か数カ月で外車をレンタルするというサービスもあります。
最近の「カレコ」にみられるカーシェアリングなども増えてきています。
都内でも、自転車の時間レンタルの置き場が増えています。自転車レンタルは、ウーバーイーツの宅配利用なども相乗効果が働いているようです。

このフレクトは、新品の家具で、ソファーベッドなどは月々3470円、リフティングテーブルは月々1570円など。
購入するより初期費用が安く。家具選びの幅が広がります。新品を利用でき、使いたい分だけ借りて、不要になったら返却できるというレンタルです。
そして、小さな字で、「25カ月以後、希望いただければそのままあなたのものに」「最低利用が3カ月」とあります。
レンタルというよりは、リースの発想に近いのかもしれません。
コピー機械が5年リースで、その後、または途中で、新しい機種に変更していくサービスに似ているのかもしれません。
ほしい家具をすぐには高くて手に入れることはできないが、リースのように月賦で支払い、その後手に入れるというイメージです。
リースにして、飽きて気に入らなくなったら、返却していくという層を狙っているのかもしれません。「捨てない暮らし方」というのは、サスティナブルな暮らし方の提案でもあるのかもしれません。
この家具レンタルは、興味深いので、このサービスがずっと続くのかどうか、動向をみていきたいと思います。

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